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有村コンサルティングオフィス
http://www.arimura-c.com/ ①事業計画、経営計画の策定 ②経営戦略、経営方針策定 ③マーケティング、販売促進 ・経営の伴走者として、 1)プラン策定→ 2)実行→ 3)フォローアップ の各ステップで 具体的にお手伝いしています。 ・経営革新、経営改善を考えている経営者様・後継者様 新事業を検討している起業家様を応援します。 カテゴリ
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2013年 03月 06日
数年前に、当時最先端と言われていた
S社の多機能の電子レンジオーブンを購入しました。 その電子レンジが我が家にやって来て、 いざ使い始めてみたら 多彩な機能を選択するダイヤルの番号の並び方が 「あれ?」と疑問に思うものでした。 ダイヤルは1~35番まであります。 いちばん最初に番号が出る1番は「さっくり温め」 それから28番まで多彩な自動機能が並んでいます。 (細かくて使いきれない!) 一方、逆に回すときの最初は35番「お手入れ機能」 あまり使わない機能ですよね。 (スミマセン、うちでは一度も使ってません!) 我が家では、時間とワット数を自分で選択する 手動のレンジ機能「29番」を最も使うのですが、(シンプルすぎ!) 1番から回すか、35番から回すか ダイヤルを回す手間はわずかですが 毎回ともなると、煩わしくなります。 「機能」に惑わされて、使い方を確認して買わなかった 自分が悪いのですが、このような設計になっていることに 何か腑に落ちていませんでした。 消費者志向の設計とは思えないからです。 そんな腑に落ちなさを感じながらも使い続けていましたが ここ1,2年、S社の経営危機が報じられるようになりました。 原因は時流の変化に乗り遅れたこと。 ”技術”を誇っていたのが裏目に出ました。 その報道を見て感じたのは、 我が家の電子レンジが機能重視の設計思想になっていたのも 企業そのものが技術志向、機能志向に陥っていたからだったのではということです。 うがった見方かもしれません。 レンジのダイヤル一つのことです。 とても小さなことですが ユーザー志向か、作り手志向か、 そんな思想が表れていたようにも思います。 翻って、自社の商品、サービス、行動などは 作り手志向になっていないでしょうか。 ユーザー志向は細部に宿ります。 気を付けていきたいものです。 ©有村コンサルティングオフィス 中小企業診断士 有村知里 ■URL http://www.arimura-c.com/ ■ブログ http://arimuracon.exblog.jp/ 中小企業の経営革新と、起業家を応援する 女性コンサルタント、女性中小企業診断士の日記 (神奈川県横浜市)
by arimura-consul
| 2013-03-06 22:46
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